SIerの事業部長が考えた組織戦略 「1人のスタープレーヤー」より「そこそこ英語が話せる社員複数人の育成」

海外展開をしているお客様も多いため、部署でオンライン英会話の導入を決意

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まずは、改めて御社の事業内容について教えていただけますか。
秋山様:弊社はシステムインテグレーターと呼ばれている業種で、さまざまなお客様の基幹システムの構築を行っています。

御社のインダストリーソリューション本部が英語研修を必要とされた背景を教えてください。

秋山様:部署の中で徐々に英語が必要な仕事が増えてきました。また、海外展開をしているお客様も
いらっしゃいます。フィリピン拠点の現地のご担当者様と英語でやりとりをしたり、外資系企業様とのプロジェクトを英語で進めることもあります。今後はそうした場面がさらに増えていくことが予想できるので、今のうちから部署内で英語ができる社員を増やさなければと思っていました。ただ講師を雇ったり、対面での英会話研修を行ったりすると費用が高くなるため、安価でできる方法を探していて、オンライン英会話を見つけたのです。

1人のスタープレーヤーより、そこそこ英語が話せる社員複数人の育成を

はじめに御社と接点を持ったのは、2016年5月にお問い合わせをいただいたときでした。最初のお打ち合わせで秋山様から伺った、
「英語がペラペラ話せるスタープレーヤーを1人作るより、ある程度のレベルの英語力を備えた人材を複数人育てたい」という言葉が印象に残っています。

秋山様:これから英語が必要なプロジェクトや業務はどんどん増えていきます。その中で、英語がすごく得意な人間が1人いても1つの案件しかこなせません。それよりも、ある程度英語を話せる者を複数人育てておいた方が、英語が必要となる様々なプロジェクトで活躍できるだろうと考えたからです。もともと当社には「グローバル人材育成プログラム」という選抜制の英語教育プログラムもありますが、それは「既に一定の英語力のある人間に限定して、ビジネスで使える本格的なスキルを習得させよう」という方針のプログラムでした。それとは異なる方針で英語教育を進めたかったので、まずは部署でレアジョブ英会話を導入したのです。

導入にあたり、複数のオンライン英会話サービスを検討されたのでしょうか。またレアジョブ英会話の決め手があれば教えてください。

秋山様:3社ほど検討しました。今回は「英語を話せるようになりたい」と思っている社員には、できるだけ全員にサービスを提供したかったので、コストが安価であることは必須でした。また他社に比べても、レアジョブ英会話の料金体系やサービス内容はシンプルでわかりやすかったため、採用させていただきました。

受講者同士で行う定例会が、モチベーション維持の良い機会に

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レアジョブ英会話を導入いただいて、2年ほど経ちますが成果はいかがでしょうか。

秋山様:半数のメンバーが、導入時に目標としていた受講率40%以上をキープできていますし、
スピーキング力も順調に伸びています。そして我々が最も気に掛けて追っている指標である、受講者のTOEIC®の点数も、右肩上がりかなと。

 

そうした成果が確実に出ている背景には、運用担当の林様の工夫があるのではないでしょうか。

林様:受講メンバーを集めて月次で行っている定例会(右図)が良い役割を果たせていると思います。
定例会では、互いに英語学習法の共有や、おすすの講師をランキング形式で紹介し合うといったことをしています。こうした「一緒に頑張ろう!」と結束を高める機会もあることで学習へのモチベーションが高まり、点数が伸びてきたのかもしれません。

 

定例会で話す内容は、会を重ねるごとに変化していますか?

林様:スピーキング力もTOEICの点数もある程度上がってきたけれど、伸び悩みを感じているメンバーに対しては、それぞれがぶつかっている壁や、モチベーション維持の方法について話し合いました。その中で挙がったのは「レアジョブ英会話に慣れて、講師の方とも関係性が築けてきたからこそ、レッスンでの緊張感が薄まってしまっている」という声です。こうしたマンネリを無くすためにも、皆で集まって英語でディスカッションをする会なども最近始めました。

 

ディスカッションの機会を作って、受講者の方のモチベーションは上がりましたか?

林様:レアジョブ英会話のレッスンをディスカッションで発表するための「練習の場」として使っている者もいます。そうすることで、レッスンにいい緊張感も生まれますし、講師もらったフィードバックも活かしながら、本番に臨めているようです。

レアジョブ英会話での成果を共有することで、今後は全社展開も検討

レアジョ英会話を導入いただいたきっかけは、英語を使って仕事をしなければならないシーンが増えてきたからとのことでしたが、そういった
課題に対してレアジョブ英会話は貢献できていますか?

秋山様:レアジョブ英会話の受講を始めて、英語力を伸ばした社員たちは確実に増えてきています。ただ、彼らをプロジェクトにアサインして、業務の中で英語を活かしてもらうのはこれからです。今後は専門用語を覚えたり、英語ミーティングでのスピード感に追い付いたりといったことを、実践を経験しながら身に付けていってもらいたいと思います。

今回はインダストリーソリューション本部で導入していただきましたが、今後は英語学習の全社展開も考えてらっしゃるのですか?

秋山様:はい。受講者のTOEIC®の点数の推移を紹介しつつ、一度私たちの部署の取り組みを全社に発表したいと思っています。

 

そういった機会で、説得力があるのはやはりTOEIC®のスコアの変化ですか?

秋山様:そうですね。やはり、外部機関が実施しているテストで結果が良くなったと伝えることが一番の説得力となります。「じゃあ、これだけ点数を上げるのに、どれほどのコストと時間が掛かったの?」という問いに対しての答えとなる情報はすでに揃っているので、納得してもらえる説明はできるはずです。

 

全社展開も非常に楽しみです。最後にお聞きしたいのですが、どんな企業様にならレアジョブをおすすめしたいですか?

秋山様:全社で「英語が必要だ」という方針を打ち出した企業は、英語教育の第一歩目としてレアジョブ英会話が活用しやすいのではないでしょうか。

林様:当社のようにお客様をご支援する立場にいて、グローバル化しているお客様とお取り引きがある企業様にはおすすめです。

 

改めて導入前から今の課題まで、幅広くお話を伺えて、いろんな気付きをいただきました。本日はありがとうございました。

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