体制変更による「セカンドステージ」を機に、研修を見直すタイミングでレアジョブ英会話を導入

まずは、改めて御社の事業内容について教えていただけますか。
鈴江様:当社は、高性能、高品質な電動工具と、遠心機を中心としたライフサイエンス機器(遠心機)の製造および販売を行っているメーカーです。1948年の創業以来、70年を超える長きにわたり事業を展開してきました。
今回、レアジョブ英会話を導入いただいた背景を教えてください。
鈴江様:2017年3月まで、当社は日立グループに所属していました。そのため、研修は概ね親グループの方針に沿って計画し、実施していたんです。グループから独立して「セカンドステージ」を歩むにあたっては、研修についても当社独自の設計が必要だと考えました。
従来はTOEIC®を指標としていたのですが、これはあくまでも定点観測な機会の提供にとどまっているのが実情でした。つまり、語学学習系の教育を何も行っていなかったことに改めて気付いたのです。
また、当社ではこれまでにドイツの電動工具メーカー買収を行った経緯があり、現地の社員たちとも頻繁にやり取りを行っています。技術に関する情報交換などを電話会議やメールで行う機会が増えているなか、技術者からは「彼らの英語に追い付けず、困っている」という声が届いていました。
だからこそ、今回独立するタイミングで研修の設計を見直し、より実践的な英語学習の機会を提供しなければと強く思ったのです。
遠藤様:現在、階層別研修は昇格の際に定期的に実施しています。一方、それ以外のタイミングで受講する研修が少なく、職位や属性を問わず幅広い社員が受講できる研修の必要性も感じていました。特に、意欲的に自己成長を目指す社員に対し、全社的な研修の展開を導入しようと考えていました。
英語研修として、当初はグループレッスンや通学型の英語学習サービスも検討されていらっしゃいましたがその中からオンライン英会話を選ばれた決め手は何だったのでしょうか?
遠藤様:以前から当社では「任意の語学講座に申し込んで通学すれば、受講料の半額まで補助する」という制度がありました。しかしながら、あまり利用率が高くなかったんです。自分で講座を選んで通学するというのは、よほどモチベーションが高くないと継続できないからでしょう。また、地方の拠点にいる社員には、会社周辺に通える語学学校がそれほど多くありません。学習機会の公平性を保つためにも、時間や場所を選ばないオンラインで学べるスタイルは大きなポイントでした。
鈴江様:オンライン英会話は個人レッスンだからこそ、各受講者のレベルに合わせた学習ができるのも良い点だと思いました。グループレッスンでは、どうしても一定のレベルに合わせざるを得ません。その結果「難しすぎてついていけない」「簡単すぎてつまらない」という意見が必ず出てきますから。
導入の決め手は、豊富な種類をそろえた教材とサポート体制
他社様のサービスと比べて、レアジョブ英会話のどんな特徴が御社にマッチすると感じられたのでしょうか?
鈴江様:研修コストを度外視するわけにはいきませんが、最も重視したのは「当社の社員にフィットする研修サービスかどうか」という点でした。以前は「企業での英語教育=ビジネス英語が必須」だと思っていました。しかしながら、当社の社員の英語力はビジネス英語のレベルの手前にある状態。そのため、日常会話レベルから取り組んで、まずは英語に慣れてほしかったんです。だからこそ、日常英会話とビジネス英会話の両方の教材が豊富に用意があることには安心感がありました。また、個人的に気に入ったのは「1レッスン25分」という時間設定ですね。25分なら、朝少し早起きしたり昼休みの時間を使ったり、夜寝る前に受講したり…と、誰もが充分に捻出できる時間だと思ったので。

遠藤様:他にも、日本語のカウンセリングサービスがある点も魅力的でした。英語学習の壁に
ぶつかったときに、乗り越えるための的確なアドバイスをいただけるのではないかな、と。
常に寄り添うパートナーとしてスムーズな導入・運用を実現
鈴江様:導入検討時には実際のレッスンイメージを掴むために、デモレッスンを体験しました。実際に体験することで、当社の社員もそれほど抵抗感を抱くことなく、「やってみようかな」と思えるだろうと実感できましたね。非常に有り難かったですし、導入の決め手にもつながりました。
2018年10月開始を目標に準備を進めておりましたが、どうしても他の業務が忙しくなり進捗が止まってしまうタイミングがありました。その都度、担当営業の方から「そろそろ進めていきましょう」と電話をいただいたり、受講ルールを一緒に考えていただいたり…と、幅広くサポートをしてもらって。レールを敷いて引っ張っていただいたおかげで、無事目標の10月に導入することができました。
特に受講ルールの設定は、簡単なようでなかなか大変な作業でした。導入時に設定はしましたが、必ずしもそれだけがベストではないとも思っています。今回の受講タームの結果を見て、次回以降より最適な方式への変更も検討していきたいと考えています。
また、受講者の中には「うまく英語で会話ができないのではないか」と不安を抱えている者が多かったので、実際に受講が開始する前にはモチベーションアップセミナーも開催しました。あの機会があったおかげで、社員は不安を払拭することができ、気楽にレッスンをスタートできたのではないでしょうか。
受講者が周りに勧めたくなるような研修を増やしていきたい
これまでのところ、受講者の反応はいかがですか?
遠藤様:おかげさまで、楽しく前向きに取り組めているようです。「レッスンはどうでしたか?」と聞くと、「この先生のレッスンが良かったよ!」といった声が聞かれるようになりました。
順調なスタートが切れたところですが、今後の英語研修の展望を教えていただけますか。
鈴江様:”会社からやらされる研修”ではなく、”社員自らが「やりたい!」と思える研修”を増やしていきたいですね。
英語に限ったことではありませんが、受け身の姿勢ではどんな研修を受けても身に付きません。受講者が研修を受けたあとに、思わず周りにおすすめし勧めたくなるような研修になるよう、今後も内容を改善していきたいと思っています。
受講したメンバーの成果が今後上がってくれば、「自分もやりたい」と思う社員が増えてくるはずです。「レアジョブは結構楽しいし、力が付くよ」という話が広まって、2ターム目以降、より盛り上がればいいなと思います。
最後に、御社と同じようにオンライン英会話の導入を検討されている企業様に向けてアドバイスをいただけますか。
鈴江様:まずは、自社の社員の性格や英会話のレベルを知ること。そのうえで、特性に合っていて社員が一番成長できそうな研修の提供を意識することが、大切なのではないかと思います。